横紋筋肉腫の症状

 横紋筋肉腫は全身に発生するため、初発症状は多岐にわたりますが、腫瘍ができた部位が腫れて痛くなったり、腫瘍が正常な臓器を圧迫したり閉塞したりすることによる症状が出ます。
 具体的には、眼窩・頭頸部・傍髄膜・体幹・会陰部・四肢・傍精巣にできた場合、その部位が腫れたり、痛くなったりします。特に、眼窩にできた場合、眼の動きが悪くなることがあり、また、傍髄膜にできた場合、鼻閉、鼻汁の症状が出たりします。
 泌尿生殖器、肝・胆道、後腹膜にできた場合、腹部膨満や便秘、尿が出にくくなるといった症状が出ます。特に、膀胱にできた場合に血尿、膣・子宮にできた場合、おりものや出血、肝・胆道にできた場合、黄疸が症状として出る場合があります。